お久しぶり!
物理的な忙殺というより心理的な忙殺というか、気分的に常時余裕がないのですがゲームはコツコツやっておりまして、
ロマサガ2Rも2周終わったことだしサガフロ2リマスターに着手してクリアしました!
プレイ開始から1週間でクリアというりおぴにしてはハイスピードなプレイだったのですが、
なにせついに未プレイ作品だったサガフロ2を遊べる機会を得れたということでハッスルした面はあります!
短いイベントで1話ずつ進んでく感じが、プレイの区切りがつきやすくてサクサク進めてしまいました。
完全初見の民ゆえ、リユニやえくりで実装されているキャラの名前と見た目しかわからないという状態でプレイしたので、とりとめもなく感想を書いていきます。
なお、プレイ前〜今これを書いている時点で、関連書籍はもちろん当時やリマスターについての各種インタビュー記事やYouTubeサガ公式チャンネルの動画等は全く見ておらず(グスタフ髪型チャレンジだけ見た(すごかった))知識をほぼ入れずにやりきったというかたちですので、わたしがこの記事内でこう思った!って書いてることは実はとっくに公式から見解が出ている、というのもたくさんありそうですが、周辺情報を何も知らない人間ならまあこう感じることもあるだろうという優しい目で見ていただけたら幸いです。
有識者諸氏からしたら浅い解釈と感じることと思いますが、サガフロ2一年生なんで許したってくださいよ!
当然ながらまだこれからプレイするよとか、やったけど追加要素は知らないよとかの人は読まんように気をつけてくださいね。
めちゃくちゃ大河ドラマだった
ミリしらにもほどがありますが、まずギュス様とウィルさんが同い年だったというとこからビックリしました。
そういう話だったんか!!
この瞬間から、やっぱりいくらリユニ等のお祭りゲーでちょっと知った気になってても
自分で原作をプレイしなきゃ何も知らないのと同義だと感じたわけです。
サガスカも「いや原作やらんとわからんわ」って思ってプレイしたのですが、やっぱり実際に原作ゲームの中でどういうシーンで登場してどういう振る舞いをして、どういうキャラと関係してて…とか知らないと、愛着が湧きづらいんですよね。
フレーバーを読んでも、何を下地にして発言してる内容なのかがピンと来ない。なので、地名などの固有名詞も含め、あーこのシーンから来てるテキストだったんだねっていうのが答え合わせ的に次々わかっていき、ようやく知ることができましたね。
やはりゲームというのは体験ですから、自分で知ることの重要性を噛み締めておるわけです。
サガフロ2に関して事前にうっすら知ってたことについては、フリーシナリオではないのとシナリオが一本道だということ、主人公が選択制でないことくらいだったのですが、これがサガの自由度を愛する人にとってどう映るのかという点。
結果的に思ったのが、「こんなにストーリーがめちゃくちゃ練り込まれたゲームやったの超久々だったな」でした。
結果やばかった。
なにがというと、これはプレイヤーがどういう脳の動きをする人間なのかによって感触が変わってくると思ったとこがやばかった。
なんてゆうかサガっぽさをどの部分に感じるかにもよるけど、なんてゆうか、こう…わけわかんなさにサガを感じることあるじゃないですか…全然わからんけどわからんなりにがんばって咀嚼するぞ俺たちは…的な。説明がないことにサガを感じる人も多いと思う。
そういう意味ではサガフロ2は従来シリーズに比べて「語ってる」は語ってるんだけど、台詞回しが絶妙に余白があるので、ぱっと見は具体的なんだけど、実は明確に語ってないところにこそ肝があるというこの感じ。この感じにわたしはサガを感じたのであった。
有名なセリフのシーンですが俺は外で泣くとかもそうだし、国語の問題にできそうなレベルで「キャラの心情を述べよ」を問われ続けている感じ!!
だし、年表で飛ばされている間で何が起きたりしているかもめっちゃ想像の余地ある…
一見説明が多いように思える非フリーシナリオだけど、プレイヤーが想像で遊べる部分はめっちゃくちゃ多いゲームだったなと感じました。この想像の余地がありまくるところは確かにサガの中のサガだね…
そういう意味でも、想像力を試される、それを楽しめるということがやっぱりサガの良きところだなあと強く思う次第です。
縦軸で展開するお話であるというところはロマサガ2に通じますね。世代がどんどん変わっていって子孫の世代でクリアするっていうような(ロマ2は子孫じゃないけど)。
主人公というキャラに焦点を当てるのが王道な中で、血筋が主役っていうのは本当歴史物語だし大河だね。
ナイツ家についてはもちろんリユニで親子関係を知っているのですが、ギュス様のほうは実はゲームをやってほぼ初めて知ったので、ご本人がいなくなった後の流れはちょっとビックリしたんですよ。
一言いいすか?
おい!!!!ケルヴィンもっと実装されんとおかしいだろ!!!
ほぼ3人目の主人公だろ!!!!功労者にもほどがあるわ!!!!ギュスターヴ編の半分はケルヴィン編だろ!!!いやー子がいないギュス様が亡き後も王家の血筋を残した役割になったのがマブダチケルヴィンだったというのはだいぶアツいのではないかと思います。
ギュス様本人は血を残さなかったけど妹を介して血は残るっていうのはなかなか胸熱なところ。
ところでこの辺、名前が同じキャラが多くてまだ頭が整理つかんですね、、、フィリップてどのフィリップ!?てなったり昔の王族あるあるな名付けに弱い日本人なのであった。りおぴはそれが覚えらんなくて世界史を選択しなかった女…。
同い年で生まれたギュス様はお話の中盤で退場してしまい、ウィルさんはおじいちゃんになってもなお孫といっしょにシャキシャキ戦って、その対比も良かったのではと思います。
結婚・恋愛の描き方
これもびっくりしたんですが笑
恋愛のことをさらっとしか描写しないのはサガあるあるだけど、逆の方向にびっくりしましたね。
1個はコーディちゃん、なんの予告もなしに結婚出産の件
1個はやたら濃厚に描かれるケルヴィンさんの恋の件
対極的ですよね…
コーディちゃん(一発目で死なせてしまったので焦って時を戻した)について、あれ、途中からパーティから外れたな〜って思ってたらそのままリッチさんの世代になり、年表を見たらあの離脱の時期にリッチさん生まれてるってこと!?!ってなり、そこまで結婚どころか告白すらなく、気づいたらもう産んでたのサガすぎるでしょさすがに…
でもセリフの端々にあ〜ちょっとこの2人お互いに好意ありますね〜感はやっぱりあって、きっとタイラーさんとナルセスさんもばっちり察していただろうなあと思いますが(かわいいね)。
プレイヤー的には、リッチさんが実家に帰って来たときにそこにいる母親がコーディちゃんなので、そこで初めて「え?!つまり!!」ってなるという状況ですがね、こういう人の感情・恋愛・関係変化とかってFFだとすごく描きたがるポイントなんですが、サガって明確にこういうのを避ける傾向ありますよね。
その分、がっつり描くときはすごくはっきりさせるというところがあります。
はっきりがっつり部門ではやっぱりケルヴィンさん関係ですね。
全体通して色恋担当の人って感じがしました。
マリーちゃんとくっついてフィニー王家の系譜を残した人っていうのもあるけど過程の恋愛も描かれているのは結構珍しいよね。他をさっぱりさせてた分、恋愛の役目を負ったのがこの人だったのかもしれませんね。

ところでしっかり描いたという意味ではリッチさんとディアナさんもそうなんですが。
珍しいですよね。子供ができたことを申告するっていうシーンを入れてくるっていうのも。。でも、結婚はまだしてなかったのかな。先に子供ができちゃって、ちゃんと結婚する前にリッチさんが帰らぬ人になってしまったんだと思ってるんだけどあってるかな?(結婚してたらゲッてならない気がするので…)
キャラの年齢が変わってゆくこと
主要キャラ以外は見た目のグラフィックがあまり変わらないけど、
確実にキャラが年を取っていくのが面白かったです。サクサクプレイしてると、え!?もうこんな年ですか!?ってなる。
フリンくんとか、彼はグラフィックが変わらなかったので、40代でも活きのいい半ズボンをお召しになってたので息子が出てきたときにビビり倒したんですが笑、ただ、最初のよわっちいかわいいフリンくんが、最終的には一番最後まで寄り添ったというところが大変アツいところですね。
政治的な場面には出てこなかったけど超腹心中の腹心。ヴァンくんを逃すところとかも、そうだよく考えたらフリンくん全然年上だった…って思った笑
結構なおじいちゃんになっても出てきてくれる人もいるから、おお〜〜〜〜まだ退場してなかった!!って感動したとこもちらほらね。ナルセスさんとか…リッチさんの世代になっても出てきてくれたから、結構なおじいちゃんだったよね。なんだかんだ面倒見よくてかわいいナルセスさん…
キャラの年齢が可視化されている分、あらこの人は、思ってたより若くして退場しちゃうんだな…とか色々感じ入るところがありますね。ネーベルスタン将軍が早かったですねえ😭
時代的に寿命がそんなに長くないのかしら…と思いきやハンパじゃなく生きる人もおるしな…
大体誰が何歳まで生きてどの時点で何歳だったかの表とか、ファンの人が作ってそうな気がしますけど、そういうの見ないと、事柄の順序ばかりに意識がいって実際そこにいるキャラがどのぐらいの年齢だったかがすぐに計算できんくて難しい!
裏の主人公シルマール先生
そう考えるとすごかったのがシルマール先生の生き方ですよね。
98歳でシャキシャキに戦ってたときマジでやばかったけど、シルマール先生こそサガフロ2の裏の主人公でしたね。
この人あまりにもたくさんの人と関わってて、あらゆる人々の背後にシルマール先生いますやん…ってなった笑
ナルセスさんとネーベルスタンさんと一瞬だけ一緒にパーティ組んだのアツかったですね。
ギュス様の誕生のころからいて、多分計算すると100歳すぎぐらいまでシャキシャキでしたけどやっぱりアニマ健康法があるんでしょうかね…
最終的にはフィニー王家の末裔と、ナイツ家の末裔と、シルマール先生の末弟子が出会ってるわけなので、やっぱりりおぴ的にはシルマール先生は主人公だったと思うんですよね。。。
余談ですがおじいちゃんウィルとヴァン先生がいつのまにか知り合いになってたのとヴァン先生もエッグのことを知ってたのどういう流れだったのかが飲み込めてないのでなんか見落としてたかもしれんです。登場時はよちよちショタショタなヴァンくんがこんなに立派になってなんともいえない感動がありますね。
キャラを育てるという面について
RPGにおけるキャラ育成という意味では、サガフロ2はパーティの自由度がほぼないゲームだし、登場するシーンが決まっているので、このキャラが戦闘するシーンってここしかないんだ!?みたいなイベント限定の登場というのがこんなに多いんですね。そこが結構びっくりして。
なのでもっとこのキャラを使い倒したい!っていうのがなかなか難しいわけですね。
わたしはリマスターしかやってないので、オリジナルになかったイベントがどこにどの程度追加されているのかわからなくて追加を追加と知らずにやったと思いますが。もしかしたら追加によりオリジナル版よりも長く使うことができるようになったキャラとかもいたのかもですね。
そのおかげで追加要素として現在パーティにいないキャラのパラメータを継承できるようになったとのことでしたが、ほんと一瞬しか仲間にいなかったキャラとかあれっきりなのはもったいないですもんね!特に敵側に行っちゃう子とか、完全に死没してしまって二度と出てこないのが明確な子とか…
そういう意味では、リユニなどで、原作では出番が多くなかったけど好きなキャラをもっと使いたかったよ〜!という欲は満たせるというとこはありますね。りおぴ、顔がいいなと思いヨハンくんをリユニでずっと気に入って使ってたんですが、今回原作プレイして、こ、これだけしか登場しないんか!?!ってなったので…笑
そーえばヨハンくん、想像してたのと結構キャラが違ったのも意外でした。
もっとクールで口数少ない系なのかなと思ってたんだけど、そういう朗らかなとこ(歌ったり)あるんだ…!?ていうね。この辺はちょっと、オクトラのテリオンくんみたいに、本人は別に陽気なキャラじゃないんだけど、仕事のためにそういう演技ができるからっていうとこもあったりすんのかな?それとも暗殺集団を抜けたからのびのびしてるのかな?この辺解釈できてなくてごめんなさい笑
こーゆー、このキャラってこんな子だったんだっていうのもほんと原作やらないとわからなかったことなので、プレイするって必要だな…とまた思ったのでした…
クリア後追加シナリオ ”奥様の件”
こっからは完全にクリア後追加要素についてなのでまだ見たくない人は見ないでね!!
ギュス様が実は生き延びていた…まではなんかあるあるな感じですが、レスリーさんと一緒に暮らしてたのが結構びっくりでしたよ。
レスリーさんが途中から出なくなって、あれ?どうなったんだろ〜って思ってたんですが、こ、ここで〜!!!!?になりましたね。。。
結局レスリーさんって、ずっとテルム以降も一緒にいたのか、何も出てこないからわかんなくて。それとも地元にもどった可能性とかあったのかな…わからん…
砦の襲撃のあとシルマール先生がギュス様を見つけて、の後、レスリーさんのもとに送り届けた?この辺りは想像におまかせなんかな?
それにしても生き延びてから20年弱ですか…おだやかに暮らしてたっぽくてよかったね…
多分ここって、「アニマ感じられる普通の人たちは、ギュス様(術不能者たち)の気配を察することができない」ってところをきれいに生かしてた感じでうわぁ〜〜〜ってなりました。
レスリーさんが、ギュス様がお亡くなりになった瞬間にアニマが還ったことに気付かなかった…と言っていたことって、逆に言えば砦で死んだと思われたのもそもそもアニマが還ったという「死の証拠」を誰も感じることができなかったため、剣だけが残されていたから死んだって思われたってことでもあるんですよね。
作中で人が亡くなった瞬間に「アニマが行ってしまった」と発言するシーンを何度も入れていた意味がわかりましたなぁ…と思ってめっちゃ震えてしまったですね…
ところでギュス様みたいな有名人が、生きてたってことずっとバレずに暮らせてたのか問題ですが、これは多分戦国武将の影武者理論なんですよね。
昔は写真がなく、肖像画ぐらいしかなかったのと、直接御目通りできるレベルの立場じゃないと面と向かってお顔を見れる機会などはほとんどなかったため、金髪とか長身とかそういう身体的特徴で伝わるぐらいだったので、戦国武将の影武者ってめっちゃ顔がそっくりさんじゃなくても、身長体格が似ているやつが同じ鎧をつけていればどっちが本物なのか区別できなかった(本物の顔自体が明確に知られていないので)という話らしーです。
なので、ギュス様も、側近や敵将レベルであれば顔を知ってるけど、その辺の一般市民ぐらいじゃ生で顔を見たことがある人少なかったんじゃないか(特にハンノヴァから離れたところなら)って感じで、隠遁生活はバレなかったんじゃないかって思いますね〜。極力人前に出ることはしなかったとも思いますが。
ということできっとギュス様にとっては国や血筋を気負うことなく暮らせた最後の20年弱だったのだと思うしその最後を一緒にいられたのがレスリーさんだというのはだいぶ胸が熱いのではないかと思いますね…
見るからに心は通っているのに結ばれずにいたので…(個人的にはギュス様はアニマがない自分の血を残すべきなのかの葛藤があったのでは?と想像していて、なので妻を作らなかったのではという感じがしています どうかな)
と思ったらの奥様ですよ!!!!
見ました奥様の件!?
奥様!!!!!!!!????????
ってなってしまって
そこから眠れなくなってしまったのですが(真夜中に読んでしまったばかりに…)
これには可能性は2種類あって
①法的な婚姻関係ではない(死んでることになってるので)にしても、ふたりで誓い合って結婚した
②周囲に怪しまれないよう、夫婦ということにてあの家に暮らしていた
のどっちかだと思うんですが…当初は②であってもゆくゆく①の可能性はありますからね…(①はとてもロマンである…)
のでお墓を作った男衆がレスリーに奥様と言ったのは、「対外的に妻として振る舞っていたから」なのか「ガチの妻だから」なのか、わからんけど、まあ普通に考えたら夫婦のふりしてるほうが怪しまれないですしね。なんだけど、それでも、真相がどっちであっても20年近く夫婦として暮らしたことは事実として残るのでめちゃなんかアツいことではありますね…
年齢的にも燃えるような恋ではないだろうし、子を成せる年齢でもなくなったから、もしかしたらだけど先述の想像(妄想)の自分の血を残すかの葛藤も気にしなくてよくなったから素直に余生を共にできたのかもしれないですね。なにもかも妄想ですけど…
などということを一気に考えてしまって寝れなくなったりおぴなのであった…
最後にすごい爆弾を投げ込まれてしまったなぁという…これリアタイプレイの民からしたらマジで今までの解釈や感情を覆されるレベルで衝撃だっただろうなと思います…
ということで長々とまとまりなく綴ったのですが、ひとしきり無知識なりに妄想を膨らませたところで、実際はどうだったのかを知るためにもパーフェクトワークスもぜひ買いたいとこです!あと小林先生の鈍器画集もまた開いてみます。
公式チャンネルのリマスターについてのお話も見てみよっかな。
全てはこれから見るので、それらをすでに読んだり見たりしてる方はりおぴの無知識な想像に後方腕組みでニヤニヤしてくださいね…笑
あとはクリア後追加の最強エッグに挑むのも、また折を見てやってみます。
ついにわたしもサガフロ2を”知っている側”になったので、
いままで原作知らないのに描くのはちょっと引け目というか負い目というかあったんですが心置きなく描いていいぞと自分に許しを与えました。
知ってる側になったぞ〜!!!
リユニでもやっぱりプレイして思い入れがあるからガチャ引きたいって感情が生まれるもんなので、今後は”知っている側”になった以上、やる前よりもずっとスタイルほしくなっちゃうだろうな〜!!!って感じですよね。
りおぴレイモンくんがまだ来ないのかと気がかりです(髪型おしゃれマン)
あ、アイキャッチにした奥様3人衆のイラスト、久しぶりに厚塗りチャレンジしたんですがどうですか!?塗り方違うと絵が変わって見えてしまうけど笑
タイムラプス撮っといたんでどっかで上げますね!
またひとことコメントとかいただけたら嬉し〜です